2017年5月、当メディアを運営するルーセントドアーズ株式会社代表、黒田真行による書籍「転職に向いている人 転職してはいけない人」(税込1,512円)が日本経済新聞出版社より出版されました。

この書籍は、「転職しようかな」と思ったら、最初に手にとってほしい1冊です。

30年以上、転職にかかわる仕事を続けてきた黒田が、なぜCareer Release40」というサービスを始めるに至ったのか。その想いを伝えるまえがきを、抜粋してお伝えします。

書影
転職に向いている人 転職してはいけない人

まえがき

「生きている時間」に占める「働いている時間」の割合が3割前後(1日あたり8時間前後)だという人にとって、仕事への満足度は、人生そのものの満足度に対しても、非常に大きな影響度を持つものだと思います。 

「就職」という仕事人生のスタートから「リタイア」という仕事人生の終わりまでの限られた時間で、どれだけ満足のできる仕事ができるか?ということは、誰にとっても年齢を重ねるほどに重要度が増していくテーマだと思っています。

バブルが始まる直前の1987年。転職(企業から言うと中途採用)にかかわる仕事を、私はリクルートの神戸支社からスタートしました。「B-ing」「とらばーゆ」といった週刊誌型の求人情報誌の求人広告制作スタッフとして、この業界でのキャリアをスタートさせました。そこから30年以上経過した現在まで、幸運なことに、転職サイト「リクナビNEXT」の編集長(2006年から2013年の8年間)や、大手転職エージェント会社・リクルートエージェントの企画責任者など、長期にわたって「人と仕事」が出会う転職市場のそばで仕事をさせていただく機会をいただきました。

リクルートという大組織の中で、1週間に100万人を超えるユーザーが利用する転職メディアや年間で何万人もの転職成功を生み出す転職エージェントのマーケティングや機能開発の仕事に携わってきて、過去30年で間接的に関わってきた転職検討者の数は膨大な量に及びます。

自分たちが生み出してきた成果に貢献感もある一方で、それ以上に、もっともっと適材適所が実現できるマッチング手法の開発や、女性や障碍者といった、まだまだ活躍機会を十分に広げられていない領域など、期待されている進化への貢献に追いついていないもどかしさも感じてきました。

そんな想いを持ちながら、2014年にリクルートを退職、実力に関係なく年齢だけで不採用になりがちな“35歳以上のミドル世代専門に転職支援を行う「Career Release40(キャリアリリース40)」という職歴打診型の転職支援サービスをスタートしました。

Career Release40URL: https://cr40.jp/

このサービスは、求人ありきの既存の転職サービス(企業向けの採用支援サービス)とは真逆で、登録いただいた方の豊富なキャリア(匿名の職務経歴)を、潜在的にいい人材がいれば出会いたいと考えている経営者3万人、ダイレクトに提案していく、個人側に立脚したサービスです。おかげさまで徐々に、求人起点のサービスでは考えられなかったような人と企業の出会いが増えつつあります。

大袈裟にいうと、「求人がなければ転職サービスは始まらない」というこれまでの常識を破ることに挑戦しているサービスなのですが、これと同じような白地は、実はまだまだ多く潜んでいると考えています。

転職ノウハウのような情報提供においても、じつは同じような課題感を感じています。

  • 世の中では当たり前と思われているが、本当はすでに時代遅れになっている常識があるのではないか?
  • 採用する側に都合のいい情報ばかりがあふれているのではないか?
  • 転職サイトや転職エージェントが、それぞれの立場や都合で発信していて、伝えたい情報と伝わるべき人に行き違いが生じて混乱していないだろうか?
  • そもそも転職の手段を横断した客観性のある情報が少ないのではないか?

私自身、過去30年にわたって「人と仕事」の出会いにかかわり、今も多種多様な方々の転職相談をさせていただく中で、少なからず失敗や成功の事例を直接お聞きしてきました。

今回はその経験を通じて知り得たことがらの中から、「いかに自分が機嫌よく働いていけるか」という目的実現のために、「手段としての転職」を納得感の高いものにしていただくために知っておいていただいたほうがよい情報をまとめました。

いつか仕事をリタイアする日、ご自身の仕事人生を振り返る時に

「この仕事をしていて本当によかった」

「自分なりに自分にしかできない価値を発揮できた」

「多くの人に喜んでもらえて幸せだった」

と思っていただくための情報を、できる限り本書に詰め込んだつもりです。

(書籍「転職に向いている人 転職してはいけない人」より)


少しでも多くの方に、手に取っていただけると幸いです。Career Release40 へのご登録も歓迎いたします。

cr40