40歳を超えても「理想の転職」ができる人の5つの資質

総務省が4月27日に発表した労働力調査(2018年3月分)によると、65歳以上の正社員は全国で103万人と、過去10年間で6割も増加しているそうです。人生100年時代の足音が確実に迫る中、40歳を過ぎた転職者は、「希望がかなった満足組」と「妥協しながら何とか職につけた不満組」が二極化しつつあります。

好条件に落とし穴 転職は「10年の総収入」で考える

「転職してもこれまでの年収を維持したい」「資格も取得したので次は年収を100万円アップさせたい」――。さまざまな業界や職種の皆さんの転職相談をお受けする中で、誰にとっても最も大切な要素のひとつが「年収」です。

「転職未経験で出世した40代」 キャリアが危険な理由

がむしゃらに仕事にまい進した20代、リーダーシップを発揮しながら成功体験を積み上げた30代を経て、40歳や45歳というタイミングで、過去のキャリアを一度振り返り、今後の働き方をしっかり考えたいという方が増えています。

40歳からの転職 「安定志向」が最大のリスク招く理由

就職や転職での安定志向が強まっている。ディスコの「キャリタス就活」調査によると、2018年3月に大学を卒業する学生が、就職先企業を選ぶ際に重視した項目の第1位は「安定していること」で、47.6%に上った。学生に限らず、私が転職活動をサポートしている40歳以上のベテラン社会人の中にも、「現在の会社の将来が不安なので、転職先には安定性を求めたい」という方が非常に多い。だが、皮肉なことに転職市場では、「安定性を求めれば求めるほど、逆にリスクが高まる」傾向があるのだ。

「カルチャーフィット」を意識する

事前に環境、ミッションと権限、達成基準と評価基準などを確認していても、入社後、本当にその通りになるとは限りません。

よくあるのが、実際に働き始めたら、社長が面接時に言っていたことと現実が著しく違うというパターンです。社長は好きなことを言いますが、現場はそれらをすべて知っているわけではないですし、社長が言ったとおりにすると仕事が回らなくなることもあります。ですから、与えられると言われた権限が実際には与えられないということもあります。

キャリアの「棚卸し」が転職へのスタート

「異業界」「異職種」への転職をするためにミドルの求職者は何をすればいいのか、具体的に考えていきましょう。もちろん、「同業界」「同職種」への転職にも役立つポイントも数多く紹介していきますので、ご安心ください。

まずやるべきことは、自分のキャリアの「棚卸し」です。求職者の多くは、職務経歴書に何を強調して書けばいいのか、面接で自分のどこをアピールすればいいのか分からないと言います。

事例4)自分の軸がない「カメレオン・シンドローム」のEさん

Eさん(37歳)は、超一流私立大学を出て、大手企業に入社した女性です。これまでに営業や広告制作、制作管理など、いくつもの仕事を経験してきました。現在は、自分の希望で移った広告企画の仕事をしているのですが、これが思っていたほど肌に合わず、かつ上司とも合わないため転職を考えるようになり、私のところに相談に来ました。