優秀人材に「逃げられる会社」の共通項

優秀人材が集まるような「選ばれる会社」は少数―。国内最大級の転職サイト「リクナビNEXT」元編集長で数多くの企業の“HRの現場”に詳しいルーセントドアーズ代表の黒田さんが3,000人以上のマネージャー人材を対象に実施した調査からは、こんな実態が浮き彫りになりました。具体的な“証言”などをもとに「選ばれない会社」の共通項、「選ばれる会社」になるための方策を黒田さんに考えてもらいました。あなたの会社は「選ばれる会社」の条件を備えていますか?

「優秀人材」に選ばれない会社に明日はない

「雇用する」から「選ばれる」へ―。国内最大級の転職サイト「リクナビNEXT」元編集長で数多くの企業の“HRの現場”に詳しいルーセントドアーズ代表の黒田氏は「優秀な人材に選ばれない会社は、数年内に過酷な運命にさらされるでしょう」と指摘します。どんな経営者も「優秀な人材」を採用したいと思っています。しかし、少子高齢化×働き方改革は、口先の願望どまりで本気で変わろうとしない会社に「退場」を促す。そんなちょっと怖い予測も黒田さんはしています。この連載は、よくありがちな「優秀人材を集めるノウハウ」ではありません。企業経営にとって、すぐそこにある危機を打開するための、ホントの知恵と未来への提言です。

「優秀な人材が辞めない会社」は何が違うのか?

採用する→辞める→採用する→辞める→(以下、無限ループ)。
「いつまでこんなことを繰り返すのか」と、ため息をつく中小・ベンチャー企業の経営者は少なくない。採用難の状況が続く中、この悪循環を脱するために、人事評価制度の改革や福利厚生の充実、事業理念の再構築などに乗り出す企業も急激に増加している。「だが、その打ち手は本当に的を射ているのか?」。そう語るのは、国内最大級の転職サイト『リクナビNEXT』の編集長を経て、企業の次世代リーダー採用を支援するルーセントドアーズ代表の黒田氏だ。「優秀人材が離職する真因に対応していなければ、手間やコストが無駄になることもあります」。“採用→退社”の無限ループからの脱出法を同氏に聞いた。