会社に飼い殺されない! 35歳からの逆転キャリア術

「将来への不安」を感じている人は全体の77%、さらに30歳代から60歳代までの不安内容のトップは「老後の生活」だという(連合「日本の社会と労働組合に関する調査」2017年4月)。そんな不安を払拭するためには、どうキャリアアップしていけばよいのか。転職が当たり前の時代には、「長く会社にいて何でもできる気がするけど、実は何もできない」という飼い殺し社員にならないことが肝要だ。社外でも通用する力を身につけ、求人が急減する「35歳の壁」を超えていく方法とは――。

40歳からの転職 「安定志向」が最大のリスク招く理由

就職や転職での安定志向が強まっている。ディスコの「キャリタス就活」調査によると、2018年3月に大学を卒業する学生が、就職先企業を選ぶ際に重視した項目の第1位は「安定していること」で、47.6%に上った。学生に限らず、私が転職活動をサポートしている40歳以上のベテラン社会人の中にも、「現在の会社の将来が不安なので、転職先には安定性を求めたい」という方が非常に多い。だが、皮肉なことに転職市場では、「安定性を求めれば求めるほど、逆にリスクが高まる」傾向があるのだ。

銀行大リストラで激震! 転職市場はどう変わるのか?

みずほフィナンシャルグループ(FG)が1万9000人の人員削減を発表し、三菱UFJと三井住友の両FGがそれぞれ9500人、4000人相当の業務量削減を検討中というニュースが、雇用マーケットで激震を生んでいる。銀行が不要な時代がやってきたとか、人工知能(AI)が人間の仕事を奪っていくのではないかなど、様々な見方がある中、転職市場の地殻変動としてこのニュースが暗示している未来と、ビジネスパーソンが生き残るための処方箋について考えてみたい。

上限40歳の募集、47歳部長が転職に成功した3つの理由

リクルートワークス研究所の調査によると、「転職の満足度」は20代前半の70.2%をピークに60代の40.6%まで、年齢とともに低下傾向がみられるそうです(2015年3月発表「ワーキングパーソン調査」)。しかし、そんな中でも満足度の高い転職を実現しているミドル世代は、確実に存在しています。今回は、40歳までという年齢制限がありながら、営業責任者の募集で採用された47歳のAさんのケーススタディーをもとに、豊富な経験にとどまらず、ミドル世代が企業に求められる資質についてお話ししたいと思います。

「キャリア式」職務経歴書で最初に書くべきは何か?

これまでに経験してきた職務を類似の分野ごとにまとめて書く方法もあり、「キャリア式」と呼ばれています。異動や転職回数が多く、営業分野と人事分野など、複数の分野で経験を積んできた人や、専門性を強調したい人に向いた書き方だと言えます。

では、これまでに経験してきたどの分野を最初に書けばいいのでしょうか。

「賃金10%超増」が3割 いま35歳以上は転職時か

リクルートキャリアが10月12日に発表した「転職時の賃金変動状況」によると、2017年7~9月期に「転職で1割以上賃金が上昇した転職決定者」の割合は29.9%と、調査開始以来、最高水準に達した。「いま転職した方が得なのではないか」と思う人も少なくないだろうが、本当にそうなのか。35歳以上の方々が転職のタイミングをどう考えればいいのか、その見極め方についてお伝えする。

人材紹介会社の「推薦状」が第一関門

求人サイトに掲載されている企業の求人に応募する場合、企業が最初に見るのは求職者の履歴書と職務経歴書になりますが、人材紹介会社の場合は、人材紹介会社の担当者が書いた「推薦状」が、企業が最初に見るものになります。

企業はまず推薦状を読み、興味をもったらその求職者の履歴書と職務経歴書を見ます。つまり、求職者にとっては、人材紹介会社の担当者が書く推薦状が最初の関門で、これを突破しないとせっかく書いた職務経歴書すら見てもらえないのです。

キャリアの「棚卸し」が転職へのスタート

「異業界」「異職種」への転職をするためにミドルの求職者は何をすればいいのか、具体的に考えていきましょう。もちろん、「同業界」「同職種」への転職にも役立つポイントも数多く紹介していきますので、ご安心ください。

まずやるべきことは、自分のキャリアの「棚卸し」です。求職者の多くは、職務経歴書に何を強調して書けばいいのか、面接で自分のどこをアピールすればいいのか分からないと言います。